variation-builder-jp
商品のカラー・サイズ・容量・セット数などのバリエーション軸を、販売・在庫・モール仕様の3観点で最適化し、モール別の登録形式(楽天SKUプロジェクト/Amazon親子バリエーション/Yahoo!バリエーション/Shopify Variants)に変換するスキル。「バリエーション設計」「カラー軸とサイズ軸どっちが良い」「親子バリエーション」「Amazonのvariation_theme」「楽天SKUプロジェクト」「色違いを別商品にすべき?」「サイズ展開を絞りたい」「滞留しているバリエーション」「100バリエーション超」「軸の追加・削除」「カラー名の統一」など、バリエーションの軸選び・展開数・モール別登録形式の決定に使う。あらゆるジャンル(アパレル・コスメ・食品・雑貨・家電)に対応。汎用設計に専念し、楽天SKUプロジェクトの登録ミス・属性必須チェックは別スキルに委譲する。※楽天SKUプロジェクト特化のバリエーションチェッカー(属性必須・違反点数)は別スキル `rakuten-sku-variation-checker`、SKUコードの命名規則は `sku-naming-rule-generator`、Amazonのvariation_theme詳細チェックは `amazon-variation-parent-child-audit`。 【ALSEL独自スキル】株式会社ALSEL が、19年・5,000社超の EC 支援で得たノウハウをもとに開発したオリジナルスキルです。
SKILL.md 本文
バリエーション設計
概要
商品の「バリエーション軸(カラー/サイズ/容量/セット数 等)」と「別商品コード化すべきもの(メンズ/レディース/キッズ/モデル世代違い 等)」を判断し、各モールのバリエーション機能(楽天SKUプロジェクト/Amazon親子/Yahoo!バリエーション/Shopify Variants)に正しく落とすスキル。
バリエーションを軸2〜3個、合計100バリエーション以内に収め、各モール仕様で確実に動作する形式に整理する。既存バリエーションが多すぎる・滞留している場合は削減プランも提示する。
★最重要原則
「軸2〜3個・100バリエーション以内」を上限に。 これを超えると顧客が選びにくく、検索性能が落ち、在庫管理が破綻する。「同型同等の見た目/スペック違い」だけが軸の対象で、「メンズ/レディース」「大人用/子供用」「旧モデル/新モデル」「OEM/PB」「化粧品/医薬部外品」のように対象・規格・法規制が違うものは別商品コード化する。
知識ベース
| トピック | 参照先 |
|---|---|
| 軸として展開すべきもの・別商品コード化すべきものの判断基準・軸の優先順位・値数の最適化 | references/axis-selection.md |
| モール別バリエーション仕様(楽天SKUプロジェクト・Amazon親子・Yahoo!・Shopify・ネクストエンジン) | references/mall-variation-specs.md |
| バリエーション削減・追加の運用パターン | references/optimization.md |
| ジャンル別実例 | references/examples.md |
主要な要点のみ本ファイルに記載。詳細は references/ を参照。
バリエーション軸 vs 別商品コード(要点)
| 軸 | バリエーション軸 | 別商品コード |
|---|---|---|
| カラー(同型) | ◯ | − |
| サイズ(同型・同実寸) | ◯ | − |
| 容量(同商品) | ◯ | − |
| セット数 | ◯(2-3軸内) | △(4軸以上) |
| メンズ/レディース | × | ◯ |
| 大人用/子供用 | × | ◯ |
| 旧モデル/新モデル | × | ◯ |
| 通常品/限定品 | × | ◯ |
| 国内向け/海外向け | × | ◯ |
| OEM/PB | × | ◯ |
| 化粧品/医薬部外品 | × | ◯(法規制違う) |
詳細は references/axis-selection.md。
モール別バリエーション仕様(要点)
| 観点 | 楽天SKUプロジェクト | Amazon親子 | Yahoo! | Shopify |
|---|---|---|---|---|
| 軸数 | 複数軸 | 1テーマ(テーマで複合可) | 複数軸 | 最大3軸(Option1/2/3) |
| バリエーション数上限 | 緩い | 子ASIN200程度推奨 | 数十程度 | 100バリアント標準 |
| テーマ自由度 | 高 | カテゴリ別テーマ選択制 | 中 | 高 |
| 在庫・JAN | SKU別 | 子ASIN必須 | バリエーション別 | Variant別 |
| 軸変更 | やや困難 | 親ASIN再作成必要 | 可 | 容易 |
詳細は references/mall-variation-specs.md。
処理フロー
Step 1:入力情報の整理
必須:
- 商品ジャンル(アパレル/コスメ/食品/雑貨/家電 等)
- 想定するバリエーション軸(カラー/サイズ/容量/セット数 等)
- 各軸の値数(カラー○色、サイズ○展開、容量○種類)
- 販売チャネル(楽天/Amazon/Yahoo!/Shopify/自社EC)
任意:
- 既存バリエーションの販売実績(売上下位・滞留軸)
- 在庫管理ツール(ネクストエンジン・ロジクラ等)
- 商品コード/SKU命名規則(別スキル
sku-naming-rule-generator)
Step 2:軸の候補を整理し、別商品コード化すべきものを分離
候補軸を一つずつ「バリエーション軸 / 別商品コード」に振り分け:
- メンズLとレディースLは実寸違う → 別商品コード
- 化粧品「BRD-LOTION-30M」と医薬部外品「BRD-MED-LOTION-30M」は別商品コード(法規制違う)
- 旧モデルV1と新モデルV2は別商品コード
- 通常品と限定品は別商品コード(売れた後の在庫処分タイミングが違う)
Step 3:軸数を2〜3個以内に絞る
- 1軸:カラーのみ/サイズのみ
- 2軸:カラー×サイズ(アパレル定番)
- 3軸:カラー×サイズ×容量
- 4軸以上:管理破綻 → 軸統合または別商品コード化
Step 4:各軸の値数を最適化
| 業界 | カラー | サイズ | 容量 |
|---|---|---|---|
| アパレル | 5〜10色 | 3〜5(S/M/L/LL) | − |
| 化粧品(リップ等) | 10〜30色 | − | 2〜3(30/50/100ml) |
| 雑貨 | 3〜5色 | 2〜3(S/M/L) | − |
| 食品 | − | − | 1〜3+セット数 |
| 家電 | 3〜5色(メイン色) | − | 容量/スペック1〜3 |
過去3ヶ月販売数下位10%・在庫日数180日超の値は削減候補。
Step 5:合計バリエーション数の試算
合計バリエーション数 = 各軸の値数の積
例:5色 × 4サイズ = 20バリエーション
5色 × 4サイズ × 3容量 = 60バリエーション
100バリエーションを超えると検索性能・在庫管理に影響。超える場合は別商品コード分割または値数削減。
Step 6:モール別の登録形式へ変換
楽天SKUプロジェクト
- 「商品オプション」で軸を設定
- 各SKUにSKU管理番号(別スキル
sku-naming-rule-generatorの体系) - 商品管理番号は親商品単位
Amazon親子バリエーション
- variation_theme をカテゴリ別に選択(アパレル:color-size/家電:color等)
- 親ASIN:variation_theme で軸を指定
- 子ASIN:各バリエーションに個別ASIN・JAN・在庫・価格
- 一度作成したテーマは変更困難。設計時に確定する
Yahoo!バリエーション
- バリエーション機能で複数軸(実用的には3軸まで)
- 商品コード内のサブコードで管理
Shopify Variants
- Option1/Option2/Option3(最大3軸)
- 軸の組合せでVariantを自動生成
- 100バリアント超は別商品分割
Step 7:軸名・値名の全モール統一
| 軸 | 楽天 | Amazon | Yahoo! | Shopify |
|---|---|---|---|---|
| カラー | カラー | color_name | カラー | Color |
| サイズ | サイズ | size_name | サイズ | Size |
| 容量 | 容量 | item_volume | 容量 | Volume |
統一しないとCSVマッピング時にエラー・運用負荷増。自社マスターを「真実の唯一の情報源」に。
Step 8:JAN別管理の確認
バリエーションごとに別JANを採番するか確認:
- Amazon子ASIN:JANほぼ必須(カタログ統合のため)
- 楽天SKU:JAN推奨
- Yahoo!・Shopify:JAN任意(管理しやすさのため推奨)
Step 9:削減・追加プランの提示
既存バリエーションが多すぎる場合:
- 売上下位10%の値を削除
- 滞留180日超の値を削除
- 季節終了時に弱い軸を削減
- 競合との比較で「自社にだけ存在する不要な軸」を削減
新規軸追加:
- 顧客問合せ多数(「○○サイズはありますか」)→ 追加検討
- 競合が展開している軸 → ベンチマーク
- 季節限定(クリスマス限定カラー)→ 別商品コード推奨
代表例:アパレル(Tシャツ・5色×4サイズ)
入力:
- 商品:半袖Tシャツ(架空ブランド「BRD」)
- カラー:白/黒/紺/グレー/カーキ(5色)
- サイズ:S/M/L/LL(4サイズ)
- 想定SKU数:5×4 = 20バリエーション
- 販売チャネル:楽天・Amazon・Yahoo!・Shopify
判定:
- 軸:カラー × サイズ(2軸・20バリエーション・100以内OK)
- 「メンズ/レディース」は別商品コード(実寸違う)
- 「キッズ」も別商品コード
SKU命名(架空):
- BRD-AP-1500-WT-S(白・S)
- BRD-AP-1500-WT-M(白・M)
- ……
- BRD-AP-1500-KH-LL(カーキ・LL)
モール別登録:
| モール | 設定 |
|---|---|
| 楽天SKU | 商品オプション:カラー(5値)×サイズ(4値)/SKU管理番号 BRD-AP-1500-XX-X |
| Amazon | variation_theme:color-size/親ASIN→子ASIN20個/JAN各 |
| Yahoo! | バリエーション:カラー×サイズ |
| Shopify | Option1: Color (5), Option2: Size (4) /20 Variants |
軸名統一:
| 軸 | 楽天 | Amazon | Yahoo! | Shopify |
|---|---|---|---|---|
| カラー | カラー | color_name | カラー | Color |
| サイズ | サイズ | size_name | サイズ | Size |
カラー値名統一:
- 白 → WHITE(自社マスター)/楽天「ホワイト」/Amazon「White」/Yahoo!「白」/Shopify「White」
- 統一できる場合は自社マスター英名で全モール統一が望ましい
詳細パターン(化粧品リップ・家電グレード・食品セット数・雑貨)は references/examples.md。
出力フォーマット
# バリエーション設計:[商品名]
## 1. 案件サマリー
- 商品ジャンル:
- 想定軸候補:
- 販売チャネル:
- 仮置きした前提:
## 2. 軸の振り分け
### バリエーション軸(同型・見た目/スペック違い)
-
### 別商品コード(対象・規格・法規制違い)
-
## 3. 採用軸と値数
| 軸 | 値 | 値数 |
|---|---|---:|
| | | |
合計バリエーション数:○
## 4. モール別登録形式
### 楽天SKUプロジェクト
- 商品オプション軸:
- SKU管理番号体系:
### Amazon親子バリエーション
- variation_theme:
- 親ASIN・子ASIN設計:
- JAN:
### Yahoo!バリエーション
- 軸:
### Shopify Variants
- Option1:
- Option2:
- Option3:
## 5. 軸名・値名の全モール統一
| 軸 | 楽天 | Amazon | Yahoo! | Shopify |
|---|---|---|---|---|
| | | | | |
## 6. 既存バリエーションの削減プラン(該当時)
- 削減候補(売上下位/滞留180日超):
- 削減手順:
## 7. 商品コード・SKU命名
- 別スキル `sku-naming-rule-generator` で確定
## 8. 在庫一元化の確認
- 在庫管理ツール(ネクストエンジン等)での連動:
- 軸名の表記揺れチェック:
## 9. 不足情報・追加確認
-
品質ゲート
- 軸候補を「バリエーション軸/別商品コード」に振り分けた
- 軸数は2〜3個以内に収めた(4軸以上は別商品コード分割)
- 合計バリエーション数が100以内(楽天は緩いがAmazon子ASIN200・Shopify100が目安)
- 各軸の値数が業界平均から大きく乖離していない
- 売上下位10%・滞留180日超の値は削減候補に挙げた
- 軸同士が独立している(重複軸なし)
- 軸名(カラー/サイズ/容量)が全モールで統一されている
- 値名(白/黒/S/M/30ml 等)が全モールで統一されている
- バリエーションごとに別JANを採番する設計にした(Amazonは子ASIN必須)
- 楽天SKUプロジェクトのSKU管理番号体系を別スキル
sku-naming-rule-generatorで確定する旨を明示した - Amazon variation_theme は一度作成すると変更困難なため、設計時に確定した
- メンズ/レディース・大人用/子供用・モデル世代違い・法規制違いを別商品コードに分離した
エッジケース
- 既存で100バリエーション超:軸統合(カラーを「カラー系統」にまとめる)/不要軸の削除/別商品コード分割/販売停止の4択。
- 季節限定カラー:通常ラインに混ぜると季節終了後滞留。別商品コード(または別シリーズ)として独立させる。
- 似た色を別バリエーション化(ピンク/サーモンピンク/ローズピンク):顧客が選べない。「ピンク系」でまとめるか、最も売れる1色に絞る。
- XS/4L/5L等の極端サイズ:需要が少なく毎回滞留。データを見て削減。
- 容量×カラーの多軸化:「30ml×5色」「50ml×5色」「100ml×5色」=15バリエーション。容量はバリエーション軸でなく別商品コード化を検討。
- モール別で軸名がバラバラ(楽天「カラー」/Amazon「color_name」):自社マスター英名で統一、CSVマッピング時に正規化。
注意事項
- Amazonの variation_theme は一度作成すると変更困難。親ASIN再作成すると売上履歴がリセット。設計時に確定する。
- 楽天SKUプロジェクトの軸変更は売上履歴・在庫履歴の連続性に影響する場合あり。慎重に。
- 軸名・値名の表記揺れ(楽天「カラー」/Amazon「color_name」/Yahoo!「色」/Shopify「Color」)はマッピングで解決。自社マスターを真実の唯一の情報源に。
- バリエーションごとに別JANを採番するのが推奨。同一JANで複数バリエーションはAmazonでカタログ統合エラー要因。
- カラー名は感覚的(「サーモンピンク」「ローズピンク」)にすると顧客が選べない。明確な区別ができる範囲に絞る。
- 季節限定バリエーションは通常ラインに混ぜず、別商品コードで独立させる(シーズン終了後の在庫処分タイミングが異なる)。
- SKUコードの命名規則は別スキル
sku-naming-rule-generatorで確定。本スキルは軸選びとモール登録形式に専念。
references/ 一覧
references/axis-selection.md:軸として展開すべきもの・別商品コード化すべきもの・優先順位・値数最適化references/mall-variation-specs.md:モール別バリエーション仕様・変更時リスクreferences/optimization.md:バリエーション削減・追加の運用パターンreferences/examples.md:ジャンル別実例
参考公式情報源
- 楽天市場 RMS「SKUプロジェクト」「商品オプション」
- Amazon Seller Central「親子関係(バリエーション)」「variation_theme」
- Yahoo!ショッピング ストアエディタ「バリエーション」
- Shopify Admin「Variants」「Options」
- ネクストエンジン「商品マスタ・バリエーション設定」
ライセンス: MIT
詳細情報
- 作者
- 株式会社ALSEL
- ライセンス
- MIT
- 最終更新
- 2026/5/13