rakuten-rpp-keyword-audit
楽天RPP(楽天プロモーションプラットフォーム)のキーワード単位監査スキル。「RPPキーワード見直し」「楽天広告のキーワード分析」「ROAS悪いKWを整理したい」「RPPの入札最適化」「広告のCPC上限を計算したい」「RPP実績CSV分析」など、楽天RPP広告のキーワード評価・入札判断・停止/除外/追加判断のリクエストで使う。粗利率とCVRから理論CPC上限を算出し、4象限マトリクスで「強化/維持/改善/停止」を判定する。2025.11以降の上限CPC方式(**商品一括20円以上/キーワード・商品名指定40円以上の2階層**)に準拠。※除外CSV生成は別スキル `rakuten-rpp-exclusion-csv-builder`、キーワード発見・拡張は `rakuten-suggest-keyword-expander` `rakuten-keyword-map-builder`、商品ページCVR改善は `rakuten-sales-copy-audit`。 【ALSEL独自スキル】株式会社ALSEL が、19年・5,000社超の EC 支援で得たノウハウをもとに開発したオリジナルスキルです。
SKILL.md 本文
楽天RPPキーワード監査
概要
楽天RPPは2025年11月に全店が上限CPC方式へ完全移行しました。最低CPCは商品一括(全体の上限CPC)が20円以上、キーワード・商品名指定(個別入札)が40円以上の2階層です。本スキルは、RPP実績CSVや管理画面のキーワード別データから「強化/維持/改善/停止/除外」を判定する一次監査を行います。
商品の粗利率・売価・CVRから「理論CPC上限」を算出し、設定CPCとの乖離を可視化。30日/3ヶ月のROAS推移、CV件数、競合状況をふまえた4象限マトリクスで運用判断を出します。
最重要原則
「広告許容額=粗利額−目標利益額/CPC上限=広告許容額×CVR/商品一括20円・キーワード/商品名指定40円の最低CPCを下回る商品は広告に向かない」。理論値と実績を突き合わせ、停止/除外/改善のいずれかに必ず分類する。
知識ベース
楽天RPPの主要仕様:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入札方式 | 上限CPC方式(2025.11以降全店) |
| 最低CPC | 商品一括:20円以上/キーワード・商品名指定(個別):40円以上(2階層) |
| 配信対象 | 検索結果・カテゴリページ・商品ページ |
| 課金方式 | クリック課金 |
| 入札階層 | 個別指定(キーワード・商品名)>商品一括 |
| 除外管理 | CSVアップロード(n/d/u) |
詳細:
- RPP基本仕様(上限CPC方式・入札階層・配信モード):
references/rpp-spec.md - CPC上限/ROAS計算式と検算済みの計算例:
references/cpc-roas-calc.md - キーワード分類マトリクスと判定基準:
references/keyword-logic.md - キーワード監査の出力例:
references/examples.md
主要指標のベンチマーク(業種次第で変動):
| 指標 | 目安 |
|---|---|
| CTR | 1-3% |
| CVR | 1-5% |
| ROAS | 5倍以上 |
| 広告費比率 | 10-20% |
処理フロー
Step 1:商品プロファイル把握
ユーザーから商品プロファイルを取得(不足時は仮定して進める):
- 売価
- 原価(または粗利率)
- 目標利益率(広告費控除後の目標)
- 直近のCVR(過去30日)
- 商品ジャンル
不明な場合は「粗利率30%・目標利益率10%・CVR2%」を仮置きし、冒頭で明示する。
Step 2:理論CPC上限の算出
references/cpc-roas-calc.md の式に従って算出:
広告許容額 = 売価 × 粗利率 − 売価 × 目標利益率
CPC上限 = 広告許容額 × CVR
CPC上限が20円未満なら「広告に向かない」と判定(粗利改善 or 広告諦め)。
Step 3:キーワード別実績の4象限分類
実績CSVをキーワード単位で集計し、4象限に分類:
| 高ROAS | 低ROAS | |
|---|---|---|
| 高CV | A. 入札強化+増額 | B. 入札維持・コスト見直し |
| 低CV | C. 入札上げ or 改善 | D. 停止・除外 |
判定基準(references/keyword-logic.md):
- 停止:30日でクリック30以上かつCV0、またはROAS<1.0
- 除外:競合ブランド名、薬機法/景表法抵触語、効能訴求語
- 強化:30日でROAS>10かつCV>5
Step 4:除外候補の抽出
商標問題のある競合ブランド名、薬機法・景表法に抵触する語(「シミに効く」「最安」等)、効能訴求語(化粧品・健食)を必ず抽出。除外CSV化は rakuten-rpp-exclusion-csv-builder に引き継ぐ。
Step 5:追加候補の提案
- 楽天サジェスト(タンタンサーチ)由来の語
- 競合店舗が露出している語
- 商品名・キャッチコピーに含まれている語
- 季節・イベント連動語
詳細な拡張ロジックは rakuten-suggest-keyword-expander / rakuten-keyword-map-builder を参照。
Step 6:改善後シミュレーション
改善案適用後の月間クリック・広告費・CV・ROASを試算(references/cpc-roas-calc.md のシミュレーション例参照)。
代表例
例:電気ケトル(売価8,000円、粗利率35%、CVR2.5%、月予算30万円)
理論CPC上限:
- 広告許容額 = 8,000 × 35% − 8,000 × 10% = 2,800 − 800 = 2,000円
- CPC上限 = 2,000 × 2.5% = 50円
キーワード別実績:
| KW | imp | CTR | クリック | CV | CVR | CPC | ROAS | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 電気ケトル | 50,000 | 1.0% | 500 | 5 | 1.0% | 80 | 1.0 | 改善 |
| 電気ケトル 1L | 10,000 | 2.0% | 200 | 5 | 2.5% | 60 | 1.7 | 入札維持 |
| 電気ケトル 温度調整 | 5,000 | 3.0% | 150 | 6 | 4.0% | 50 | 3.2 | 強化 |
| 電気ケトル ティファール | 2,000 | 0.5% | 10 | 0 | 0% | 100 | 0 | 除外(商標) |
完全な例集:references/examples.md
出力フォーマット
# RPPキーワード監査:[商品名]
## 1. 前提整理
- 売価/原価/粗利率/目標利益率/CVR:
(仮定の場合は明示)
## 2. 理論CPC上限の算出
- 広告許容額 = ◯◯円
- CPC上限 = ◯◯円
- 楽天最低CPC(20円)との比較:
## 3. キーワード別実績分類
### A. 強化(高ROAS×高CV)
| KW | 直近30日実績 | 推奨アクション |
|---|---|---|
### B. 入札維持・コスト見直し(低ROAS×高CV)
### C. 改善(高ROAS×低CV)
### D. 停止(低ROAS×低CV)
### E. 除外(商標・薬機/景表抵触)
## 4. 追加候補KW
| KW | 出典(サジェスト/競合/商品名) | 想定CVR | 期待ROAS |
|---|---|---|---|
## 5. 改善後シミュレーション
| 項目 | 改善前 | 改善後 |
|---|---|---|
| キーワード数 | | |
| 月間クリック | | |
| 平均CPC | | |
| 月間広告費 | | |
| CV数 | | |
| 売上 | | |
| ROAS | | |
## 6. 次アクション
- 除外CSV作成 → `rakuten-rpp-exclusion-csv-builder`
- 商品ページCVR改善 → `rakuten-sales-copy-audit`
- KW拡張 → `rakuten-suggest-keyword-expander`
## 7. 最終チェック
- [ ] 理論CPC上限算出済み
- [ ] 4象限分類完了
- [ ] 除外候補抽出済み(商標/薬機景表)
- [ ] 最低CPC20円との比較済み
品質ゲート
- 理論CPC上限を計算して「最低CPC20円未満かどうか」を必ず判定したか
- 4象限分類が「強化/維持/改善/停止/除外」の5パターンを網羅しているか
- 競合ブランド名(商標問題)・薬機景表抵触語を除外候補に挙げたか
- 改善後シミュレーションでクリック数・売上・ROAS変化を出したか
- 月次/週次/日次の確認頻度を出力に含めたか
- 計算例が検算済みか
エッジケース
- 新商品(30日未満):実績データ不足、判定保留+学習期間明示
- 季節商品:オフシーズン実績は判定除外、ピーク時の予測を別建て
- 指名検索(自店ブランド):競合不在で低CPC運用可能、特別扱い
- 化粧品・健食:効能訴求KWは安全寄りに除外、薬機リスクを冒頭明示
- 粗利率が広告に耐えない商品:理論CPC<20円(商品一括下限)の場合は広告以外(SEO・特集導線)で勝負と明示。理論CPC 20-39円なら商品一括での運用は可だが、キーワード・商品名指定の個別入札は不可
注意事項
- RPPの最新仕様(上限CPC方式・最低CPC)は楽天側で随時改定されるため、RMSのRPP管理画面で必ず確認
- 過去解説で見かける「商品別CPC 10円」「一律20円」「3階層(キャンペーン/商品別/キーワード別)」はいずれも誤情報。2025.11以降の正しい仕様は商品一括:20円以上/キーワード・商品名指定(個別):40円以上の2階層
- 競合ブランド名の入札は商標問題のリスクあり、社内記録のみで商品ページには記載しない
- 効能訴求KW(「シミに効く」「最安」等)は薬機法・景表法違反リスク、入札不可
- 広告アカウントのID・パスワード・API認証情報をSKILL.mdや出力例に保存しない
references/ 一覧
references/rpp-spec.md:RPP基本仕様(上限CPC・入札階層・配信モード)references/cpc-roas-calc.md:CPC上限・ROAS計算式と計算例references/keyword-logic.md:4象限マトリクス・判定基準references/examples.md:監査の完成例集
参考公式情報源
- RMSのRPP管理画面ヘルプ
- 楽天市場 出店者向けマニュアル「RPP広告」
ライセンス: MIT
詳細情報
- 作者
- 株式会社ALSEL
- ライセンス
- MIT
- 最終更新
- 2026/5/13